証とは、神様が個人的にどんな素晴らしいことをしてくださり、どのような方であるかを紹介したものです。

Sさんの証し

わたしが、沖縄から埼玉へ移り住み、もう6年が過ぎました。たくさんの事を学んだと思います。昨年12月17日午前10時24分に小さい頃から、仕事が忙しかった両親の代わりに、心臓疾患だった私を母親のように愛し尽くしてくれたばあちゃんが94歳で、天国に旅立ちました。沖縄に住んでいた頃、埼玉まで何度も何度も私はばあちゃんにキリスト教を福音しました。その種がよい土に芽を出すことが出来ました。ばあちゃんが救われ、母が救われ、姪っ子が救われ。

救われてもなお、埼玉の教会に導かれるだろうか...不安もありましたが、神様はそれも全てご存じだったのでしょう。埼玉で素晴らしい信仰者となり旅立ちました。11月29日に気管支炎で入院し一週間後には、退院の予定で教会でのクリスマス会も楽しみにしていた矢先、突然、急性肺炎となりました。病院の近くに住む私は、最後の最後まで寄り添い、看取ることが出来ました。医師からは「人工呼吸器具が必要です。」と言われた時には、母は気が動転し泣きわめいていたのを覚えています。

朦朧としたばあちゃんは左手を何度も挙げては下げ、挙げては下げを、何度か繰り返した後、思いっきり何かを掴むかのように左手を高く伸ばし「ニコリ」とほほ笑んだ後に、ばたんと手を叩き下ろしました。

「ばあちゃん、イエス様見えたね。ばあちゃん天国だね。」ばあちゃんは、主の手を握ったのでしょう。私は病室で泣き笑いしながら、ばあちゃんを抱きしめました。その夜中でした。夢の中にばあちゃんが暗闇の中にぽつんとベットがあり、寝ています。でも、天からの光が射し込みばあちゃんのベッドが光で満ち溢れていました。そして、ばあちゃん 言ったんです。「S。ありがとうぉーよ。」って。ハッと飛び起きました。あの、ばあちゃんの喜びに満ち溢れた声を私は一生忘れることはないでしょう。埼玉の教会でたくさんの兄弟姉妹に愛されたばあちゃんは天国でも、私たちの為に主と執り成し祈ってくれているでしょう。

素晴らしいキリスト教の召天式でした。参列された方々に心から感謝と、お一人お一人に恵みが、キリストイエスによってありますように。ばあちゃんのメイクをしましたが、94歳のばあちゃんが別人のようにニッコリ微笑み、さらに天国が本当にあるということが、参列された方々みなさんの心に与えられたのではないかと思います。そして、教職員を若い頃からしていたばあちゃんは、自分の死期を分かっていたかのように、きっちりと部屋を整理していました。私はばあちゃんに伝道していて、よかったと心から主に感謝致しました。いつか私もこの地上で働きが終わる頃、天国でばあちゃんと会える喜びが沸き起こりました。最高な愛を教えてくれた神様に感謝致します。私はイエスキリストを知って、良かったと心から思いました。